エコカラットとは?素材は多孔質セラミックス!【3分で理解】
エコカラットとは?危ない素材?安心な素材なのか知りたいですか?
そもそもセラミックスとは?エコカラットとは何?という方向けに分かりやすく解説!
リクシルのエコカラットの素材と特徴を理解したい方は必見です!知れば驚く最先端素材が発見しますよ!
エコカラットとは?どんな材質?
エコカラットとは、建材メーカーリクシルが販売している、ずばり「オシャレで、かつ機能的にも優れているタイル」です。
空気を美しく整えるインテリア壁材で、見た目はタイルです。
見た目が美しいタイルは今までも数多く存在し、愛用されてきましたが、エコカラットが画期的に違う点は、機能性が加わったことです。
なぜ、今エコカラットが注目されているか?それは画期的な機能性に注目されているからです!
エコカラットの素材は、多孔質セラミックス!
エコカラットの素材は、多孔質セラミックスです。
エコカラットプラスは、微細な孔を持つ原料をタイル状に焼いてインテリアで使用できるようにしたものです。
この微細な1ナノメートルの孔に空気中の湿気が入ったり出たりすることで、湿気を吸収したり放出したりして湿度を変化させる働きをしています。
多孔質セラミックとは?
多孔質セラミックスとは、内部に無数の気孔(微細な穴)があるセラミックスです。
多孔質セラミックスは、無数の気孔により熱伝導率が低く、軽量な素材が特徴です。
現在では、主にフィルター、エア吹き出し等に使用されているとのこと。
そもそも、セラミックスとは?
いわゆる縄文・弥生式土器の言われるようなものから、有田焼きや伊万里などの陶器など古くから作られていたのが、セラミックスです。
セラミックスは、変幻自在に性質を変えられる素材!?
近代に入ってからは、アルミナ(酸化アルミニウム)やジルコニア、炭化ケイ素といった精製された材料を使って、形状や工程などを精密にコントロールして製造することで、新機能や新特性を持たせたセラミックスが作られるようになりました。
このようなセラミックスは“ファインセラミックス”と呼ばれています。
セラミックスで使う材質は焼成すると、その粒と粒が焼き固まる「焼結」と呼ばれる現象が起こります。
ファインセラミックスは、使用する原料の種類や粒子の細かさ、焼き方などを変えることで、それぞれ硬度、耐磨性、耐熱性、耐食性、導電性など、さまざまな特性を持たせられることが大きな特徴のひとつです。
焼成するときに、粒子と粒子の間に間隔をあけて焼き固めることもできます。粒子と粒子の間に間隔をあけて材質中に多くの孔(あな)が空くように焼結させたファインセラミックスが「多孔質セラミックス」です。
セラミックとセラミックスの違いは?
セラミックとは原料のことであり、セラミックスとはセラミックを使用して作られた物を意味します。
しかし最近では定義が曖昧で、両方同じ意味で使われることもあるとのこと。
もともとは陶磁器を意味していて、最近は耐火物、ガラス、セメントを含む非金属·無機材料をさして使用されることが多くなっており、現在ではセラミックスは、「非金属·無機材料で、その製造工程において高温処理を受けたもの」となります。
オールドセラミックスとファインセラミックスの違い
オールドセラミックスとファインセラミックスの違いは、主に原料と作り方にあります。
オールドセラミックスは粘土、長石、陶石などの天然鉱物を用いて混合し、成形、焼成しています。
それに対しファインセラミックスは、高純度の天然原料や人工原料、天然には存在しない化合物などを使います。
これらの原料を混ぜ、目的とする性質を持つ物質にすることができます。
また、配合された原料は複雑な工程を経て、高度な寸法精度、また高機能を備えた製品となります。
精選または合成された原料粉末を用いて、精密に調整された化学組成をよく制御された成形·焼結加工法によってつくられた高精密なセラミックスが、ファインセラミックスです。
セラミックスの長所と短所
セラミックスの長所は、耐熱性・耐摩耗性・耐腐食性の点において他の材料よりも優れています。
逆に、最大の短所として脆さがあります。
機械的衝撃や急激な温度の変化に弱く、工業用部品の材料としては不向きな特徴があります。
ところが、この弱点を克服したセラミックも近年登場しています。
エコカラットは、東京ドーム11.5個分?
エコカラットプラスは、微細な孔がたくさんある形状になっております。
その1㎡分の微細な孔の表面を広げると、東京ドーム11.5個分に相当するんです!
1㎡あたりのエコカラットの孔の表面積が、約539,000㎡あるとのこと。(ちなみに東京ドームの面積は46,755㎡)
それだけ、表面積があるから、機能性が優れているんです!
では具体的な機能性について解説します!
エコカラットの画期的な機能性とは?
加湿も除湿も勝手にしてくれるタイル!
一般的には加湿や除湿は、加湿器、除湿器など電化製品をイメージしますが、エコカラットはもちろんタイルなので、電気は不要です。
エコカラットの拡大した断面イメージ図をご覧ください。
エコカラットの内部に湿気をストックする部屋のような穴が数多くあり、湿気が多い時は、そこに貯め、逆に、乾燥している時は、その貯めていた湿気を放出するという、加湿・除湿両方できる湿度を調整できる、調湿性を持ったタイルなんです!
またエコカラットも、当初よりアップデートし、今のエコカラットは、「エコカラットプラス」と呼び、湿気は通すが、水や汚れはほとんど通さない作りに変わりました!
*昔のエコカラットは汚れやすいのが難点でした・・・。
つまりアップデートされたエコカラットプラスは、水拭きができるので、常にキレイな状態をキープできるエコカラットとなり、今多くのご家庭にエコカラットを貼られています!
エコカラットとは脱臭機能もあるタイル!
タイルがニオイを取るってイメージしにくいですが、エコカラットは、においの原因となる成分を吸着させ、短時間で脱臭できる機能を持っています。
トイレのニオイ、台所の生ごみ臭、たばこ、ペット・・・ニオイがある箇所って以外とありすよね?
昔からある建材で珪藻土という、こちらもニオイを取る建材があるのですが、エコカラットはそんな伝統的な珪藻土よりも、さらに脱臭機能が優れています。こちらをご覧ください。
進化したエコカラットプラスは、脱臭機能もアップし、珪藻土よりも優れた機能を持っています。
エコカラットとは有害物質を低減してくれるタイル!
有害物質とは、シックハウスの原因となるホルムアルデヒド、トルエンなど。
エコカラットプラスは、空気中に漂うそれらの有害物質を吸着し、低減させます。
小さなお子様は空気環境に影響があると言われています!
見えない不安からも家族も守るために、エコカラットを採用する方も多いです!
こちらが、エコカラットプラスと他の建材で有害物質を取り除くパワーの違いを表したグラフです。
よく病院などのクリニックでエコカラットを貼っているのを見られることが多いと思いますが、これもお子様や御年輩の方への配慮、気配りとのことです。
エコカラットにもデメリットはあるの?
エコカラットは機能性に優れていますが、もちろん弱点、ディメリットもあります!
例えば、○○の汚れには弱い、割れやすい、ある程度面積が必要、ケガすることも・・・など、注意点も理解しておくとよいです!
↓ぜひこちらの記事も参考にどーぞ。
エコカラットの値段は?
エコカラットの値段を解説!
エコカラットの効果はいつまで?
ちゃんとしたエコカラットの扱い方をよく理解しておかなければ、調湿機能、脱臭などの効果が発揮できなくなってしまいます!
エコカラットを我が家にも貼るにはどうすれば?
エコカラットは、DIYでも貼ることが可能です。
たとえば、Amazonでも楽天でも販売しております。
ただ、リビングの一面に貼るなどは、自分で行うよりは、プロの職人さんにお願いした方がお勧めです。
たかがタイルを貼るぐらいなら・・・と思っても、後で剥がすのが出来ないのが注意すべき点です。
エコカラットを安く仕上げてやるっと思って、失敗された方も多いのが現状・・・。
長年ずっと見ることになる壁なら、キレイに仕上げてあるエコカラットの方が、心もキレイにしてもらうので、お勧めです。
エコカラットの職人さんはどこにいるの?
エコカラットの職人さんは、タイル職人になります。
ではタイル職人を抱えている業者さんは?というと、リフォーム屋さんになります。
エコカラット=リフォームというと、初めての方は不思議に思うかと思いますが、実はエコカラットを貼る際にも、場合によってはコンセント、照明など電気工事に関わるケースもあったり、他の内装との関わりもあったりしますので、内装工事全般の対応が可能なリフォーム会社さんにお願いすることになります。
自宅近くのリフォーム会社さんに声を掛けるのが従来の方法でしたが、最近では、複数のリフォーム会社さんに一括見積をお願いできるサービスが増えてきています。
そういった無料のサービスをうまく使いこなして、確実に、安心にプロにお任せするのが、1番うまくいく方法です!